指輪がなかった婚約に、挨拶なしの入籍と結婚式費用の割り勘。
「あれ?」と”悶々”炸裂での、新婚生活のスタートです。
[toc depth=6]
スポンサーリンク
目標
なんとなーく結婚生活がスタートし、なんとなーく幸せな生活。
幸せなんだけど、幸せなんだけど、なんとなくの悶々。
仕事は普通に順調でした。
2人がSEとして、それぞれに出向して稼ぐ。
フリーなので、自分でリスク管理をしなければならないので、収入は決して増えたとはいえませんでした。
ただ、自分次第で何とでも、収入が増やせそうな感触はありました。
リスク大、収入はちょい増え、夢は大
と言ったところでしょうか?
そもそも、私は、ひと回りおっさんと結婚するにあたって、”日々”の生活費の補填のために共働きをする気はさらさらありませんでした。
なので、目標は
短期 = 共働きなしで生活ができる基盤を作る
長期 = 将来の保証も充実させ、余裕ある生活ができるように、事業を拡大する
となりました。
ルーティーンぐるぐる
今でこそ、”働き方”とか争論になりますが、当時は仕事が終わるまで働くスタイル。
忙しくなれば、残業や休日出勤は当たり前。男女の差もありません。
資産価値の少ないマンションは、駅から遠く、定時で退社しても、買い物して帰宅できるのが7時過ぎ。
残業になると、とてもじゃないけれど、自炊する気力はなくなります。
ダブルインカムの甘えから、帰りに2人で待ち合わせをして、外食することが多かったです。
親が早いうちから食事当番を振ってきたので、年齢の割に炊事歴は長いものの、お料理、あまり得意ではないんですよね…。
朝起きて、
出勤して、
仕事して、
退社して、
買い物して、帰宅して、自炊、片付け、寝る準備
もしくは、
外食して、寝る準備
が、平日のライフスタイル。
休みの日は、なんとなくグータラしてから、
洗濯・買い物、
思い付きでお出かけ
か、
サボり気味のジム
そして、いつものように夕食を食べ、撮り貯めたドラマなんかを見ながら、お酒を飲む..がお決まり。
これの繰り返しです。
仕事に進展があるわけでもなく、毎日が同じことの繰り返しでした。
結婚生活なんて、そんなものかもしれないけれど、私としては、早く家計を安定させて、子供も持ちたい。
子供には、(貧乏で自分が出来なかった)色々な経験を、出来るだけさせてあげたい。
おっと、その前に、オアズケだった新婚旅行だって行きたい。
私は、したいことが沢山あるのに、冬彦さんからは、何も出ず。
時々、仕事をどうしていくかの話をしても、
「いつか○○できればいいねぇ…。」
と、夢で終わってしまいそうな、他人事な発言。
会社を辞めて、40過ぎて自営業を始めたのに、短期で達成すべき目標を”いつか”とのたまう…。
この人は、何歳まで生きるんだ?…なんとなく違和感を感じました。
入籍して一年が過ぎ、”結婚”というイベントがらみのバタバタも収束し、日々のリズムが出来上がりました。
フリーターですか?
物足りない。激しく物足りない。
なぜか?
だって、仕事は、人から紹介された会社へ出向しているのみ。
これだけだったら、フリーターや派遣とかわりません。
冬彦さんがフリーという世界に足を踏み入れるきっかけとなった世界の人たちは、自分で作り出した仕事も持っていました。並行して出向もしているのです。
出向の月額の単価が低くても、収入減がもう一つあるのです。
うちは、収入減は2つですが、それは、2馬力で働いているから。
SEという仕事は、共働きには向いていないし、私自身も、子供が生まれれば働く気なし。
なんとしても、1馬力で生計を立てられるようにならなければいけません。
でも、でも、冬彦さんは、日々の出向で満足し、何かしようと考えている感じが、全くしないのです。
私の収入をあてにしないでと、何度となく言っているのに。
…というか、あてにすらしていない。
物事がうまく回っていれば万事OK。その裏で何が起こっているかは興味なしなのです。
無視とは少し違います。
話をすれば、聞いてはいる…と思われる。
でも、分かり合えたのかと思って様子を見ていても、何も変化なし。
いつか割のいい仕事が舞い込んできて、万事うまくいくはず。そんな風に思っていそうな、何とも言えない雰囲気。
それに、話し合いの最中に意見を求めても、普通のテンポで返事がある事はなく、大抵だんまり。
答えやすい形で、1つ1つ答えを求めると、何とか回答。
でも、誰でも言える当たり前のそれらしい事(つまり、中身がない)か、突っ込みポイント満載の論点ずれているような答え。
冬彦さんの具体性のない話の詳細を詰めていったり、矛盾点をただすのは、いつも私の役目でした。
それでも、何かが変わることはありませんでした。
お願いだから、先のことを考えて~(涙)
いつしか、冬彦さんとピーターパンが重なるようになりました。
未来とか関係なく、その時その瞬間を”点”で生きているネバーランドの住人。
いつか自分が年老いて、働けなくなるなんてこと、微塵も考えていない。
将来のことも、全く見えていない。
「○○になったらいいなぁ。」くらいは思っているみたいだけれど、それが、ひとりでに叶うと思っている…。
40オーバーのおじさんなのに。
…と本人に言えば(→言ったことある)、心外だと言われそうですが(→言わない、だんまり)、冬彦さんの振る舞いが、私にそう思わせるのです。
知っていますか?ウェンディーは、ピーターに愛想をつかして、ネバーランドを去るのですよ…。
お願いだから現実見てください。
と、思いつつも、結婚一年目の若い(青臭い?)私は、
今まで経験のなかったこと(=先のことを考える)が出来ないのは、仕方がないこと。変われば良い。
人間は何歳になっても成長できる
と考えて、支える気持ちでいました。
そんな矢先、冬彦さんの出向先での契約が切れ、無職の危機が訪れたのです。
to be continued
スポンサーリンク
コメント