そりゃそうです。
普通、そうですよね。
でも、少なからず苦労を掛けるであろう新妻への配慮で、ちょっとは色を付けてくれるかなって、期待していました。
なにせ、ひと回り年上の冬彦さんに愛されているカッサンなのですから…。
[toc depth=6]
スポンサーリンク
思いがけずの、オシャレな結婚式
”結婚”と言う腹をくくってから、同居➔入籍となりました。
これで実質的には夫婦です。
女っ気のないカッサンと言えど、婚約指輪も欲しがれば(GET失敗)、ウェディングドレスも着たがります。
自己肯定感の低めな私は、自分の為に、皆にご足労頂いて結婚を祝っていただくなど恐縮至極で、考えただけでも吐きそうでした。
ましてや、親も親戚もいないような私には、披露宴は必要なし。友達も、少ないしね。
でも、式は挙げたい!
写真の為にドレスを着るのではなく、式を挙げて写真に収めたい。
と言うのが、私の要望でした。実にめんどくさい女です。
知り合いのレストランがあり、ルミナリエや絵画展など、何かと神戸でデートしていたからか、冬彦さんは、神戸での挙式のパンフレットをいくつか取り寄せてくれました。(今思えば、冬彦さんにしては、奇跡的な行動力)
そのうちの一つに決定し、5か月後の、これまたベタなイベントの日に挙式する事になりました。
平日で、二人だけの挙式という事で、式場もポッキリ価格でプランを立ててくれました。
港に面した、オシャレなチャペルです。
あぁ、再婚なのに、結婚式を快諾してくれて、ありがとう。
こっぱずかしいだろうに、タキシード着させちゃって、ごめんね。
感謝の気持ちでいっぱいでした。
入籍から挙式までの家計
私の大雑把な性格が、大事なことを先延ばしにしました。
「家計」をどう回してゆくか。
そもそも、二人がほぼ同時に転職する事が、結婚の引き金になりました。
私も冬彦さんも、個人事業主として、各々がフリーのSEとなっていたので、初めての環境に加え、結婚準備等で、気持ちがいっぱいいっぱいでした。
なので、同居後(未入籍)、
家計を統合するのは、落ち着いてから
という事にしました。その時々で、出せる方が出す感じです。
冬彦さんにしてみれば、元々住んでいた処に、一人転がり込んできて、ちょいちょい必要経費を出してもらえる形なので、損はありません。
私も家賃がなくなりました。
お互いの出費が増えたわけではないので、上手く回っていました。
挙式が決まり、挙式日までに、2回に分けて費用を支払います。
一度目の支払いが迫った時に、冬彦さんから通帳を預かりました。
で、びっくり。
これが、(当時)40過ぎの男の通帳...(驚)
親からの援助がなく、引っ越し貧乏だったひと回り下の私の方が、まだ持っているという怪。
スポンサーリンク
結婚式費用の支払いだ
1回目の支払いの前に、私が何となくお金の管理をすることになりました。
資産価値の低いマンションのローンは、3つの銀行からの融資で購入していた為、給料が入る度に、あちこちに振り分けなければなりません。
(金銭的に余裕があれば、時々お金を移動すれば済むのですが、そうはいかない)
そして、自動的に(?)、前妻さんの子供への仕送りの手配も、私が担当(なぜ?)
よくアスペ旦那さんが、収入の開示を断固として拒否する事があるとか耳にしますが、冬彦さんは、お金の計算が出来ない事を自分で認識しており、全部開示して管理まで丸投げするタイプ。
十二分に稼いでいて丸投げされるなら、私も負担には思わないのですが、ギリギリだと辛い。
普通に1人暮らしは経験していましたが、住宅ローンとか仕送りとか、未知。
ドキドキしながら、毎月お金を回します。
冬彦さんの負担が減った半面、私は、毎月、お金の数字に振り回される事になりました。
細かい事はおいおい調整するとして、とにもかくにも、結婚式費用の支払いの調整をすることにしました。
割り勘って事か
統合した時点で、フリーランスとしてペーペーだった私と冬彦さんとの月々の収入の差は、税込みにして10万ほど。
お互いまとまった額の貯金なしの状態で、統合した家計ですべてをまかなうという事は、結婚式費用も結婚指輪も、ほぼ割り勘という事になります。
まぁ、普通の結婚なら、当然と言えるのでしょうが、何となく悶々。
なぜか?
結婚が決まって一緒に住むようになって、最低限の家電製品は新しくしました。
まだ、家計の統合はしていなかったし、嫁入り道具にあたるかと思ったので、私の結婚前の貯金から出しました。
ハッキリ言って、冬彦さんが婚約の際にくれた指輪の代わりより、はるかに上の金額です(苦笑)
そして、家計を統合した際の、冬彦さんの貯金額の低さ!
私も色々あって、預金なんて、ささやかにしか持っていませんでした。でも、冬彦さんは、もっとささやかでした。
指輪をもらえなかった理由が、分かったわ(苦笑)
支払う現金がない状態で、よく結婚式してくれようって思ったなぁ...(謎)
そんなに、私はプレッシャーを掛けていたのだろうか...(反省)
解けた謎と新たな謎...。
しばらくは余裕なし、新婚旅行はアオズケ
結婚式費用の支払いから、我が家の家計状況が浮き彫りになったのですが、結論としては、
しばらくは余裕なし
でした。
ダブルインカムなので、切羽詰まっているわけではなかったけれど、新婚生活が落ち着くまでは、地味な出費が続くし、切り盛り初心者の私には、まるで自転車操業。
冬彦さんは自営業で、そこそこの年齢。収入安定の保証はないし、現時点でも余裕があるわけではない。緊張感半端な-い(汗)
でも、仕方ない。
乗ってしまった船だもの。
何とかなるさー。何とかするさー。
と、二人の生活が、実質的にスタートしたのであります。
スポンサーリンク
コメント