「あれ?」の連続、入籍。

転職とか、その他諸々と、色んな事が重なって(カッサン自身の事情もありました)、結婚の運びとなりました。
決めたら前進あるのみです。

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さっそく、同居

とりあえず、冬彦さん宅へ引っ越しです。

まぁ、週末婚のようにお泊りに行っていたので、特に新鮮味はありませんでしたが、好きな人と暮らすのですから、楽しいに決まっています。

でも、とても不便な立地だったので、今までより30分ほど、通勤でロスする事になりました。

無理して新築購入した理由が良くわからない、資産価値の低い分譲マンション(ローン残高>売却金額)。
離婚のときに、親の力でも何でも借りて、きれいさっぱり売却してくれてたら良かったのになぁ…。

とか思いつつ、いつかは引っ越しさせてくれる事を夢見ての同居生活のスタートです。

無責任な「結婚しよう」の話の時に、マンションの話はしっかりとしています。
なぜかと言うと、冬彦さんが

男として、住む家は、用意できてます。
(だから、いつでも結婚できる。)

みたいなことを、サラリと言っていたからです。
どんなに好きな相手でも、明らかに変だと思った事はハッキリ言う私も、負けずに応戦、

このマンションは、前妻さんと購入した家であって、私の為に用意した家ではないでしょ?
”用意した”にはならないので、あしからず。
すぐには無理でも、いずれは別のところに住ませてね。

と活をいれます。

バツのついている人と結婚を決めて、こんなこと言うなんて、我がままかもしれませんが、
『家を用意した』
なんて、言われたくありません。そこはキッチリと訂正です。

引っ越しは、冬彦さんが仕事を軌道にのせ、私がボチボチ働けば、叶わない夢ではありません。
と言うか、夢のフリーランスです。頑張りしだいで、いくらでも稼げるフリーランスです。
それくらいの目標すらないなら、フリーになるな!ってなもんです。

娘さんを下さい。

結婚記念日は毎年祝いたいので、忘れないように、カレンダーで直近のイベント日に入籍する事にしました。

さて、私の両親への挨拶をどうするか?
私は、結婚する1年くらい前から、決定的な出来事があり、母と断絶していました。
他人に厳しく自分に甘い母へは、たとえ断絶していて会ってなかったとしても、婿の

娘さんを下さい。

は、必要です。
したとしても罵倒されるだけですが、しなければ、それをネタに未来永劫、罵倒されます(涙)

人として筋を通すなら、ここはキッチりと基本を押さえておかないとイケません。
相手が理不尽な事を言う人間であれば尚の事、こちらに非があってはならないのです。

でも、娘の私自身が、断絶を選ぶほど、厄介な人です。
自分自身が嫌な事を、パートナーである冬彦さんに強要はできません。

普段、何でもハッキリ物を言うタイプのカッサンは、自己都合で人に負担をかける事にめっぽう弱い。
逆の立場だとしたら、私ならするけれど、相手にそれを求めるほど、私の心臓は強くなかったのです。
結果、

私がなんと言おうと、筋を通しに、母の元へ行ってくれたらなぁ

と、思いつつも

筋を通したところで、話の通じる相手ではないので、挨拶はしなくて良いよ。

と、心にもない事を言ってしまいました。

いや、これはケジメだから行くよ!

と言ってもらえる事を期待しながら。

結果は、なんの抵抗もなく、

そうなの?分かった。

のみでした。むろん、私に隠れて母に会いに行った、とかもなし。

挨拶の件は、私が勝手に話題にあげ、私が勝手に拒否した形です。
冬彦さんは、「挨拶」の「あ」の字も、考えていなかったでしょう…独り相撲です。恥ずかしい(汗)

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両家の顔合わせ

結婚が決まって、冬彦さんのお義母さんやお義姉さんに報告です。

心配性で計画魔な私は、妄想し…考えます。

流石に、両家の顔合わせがないのは、隣野家的にダメだよね…。
いくら親と断絶していても…。

『おめでたい事なんだから、この機会に仲直りしたら?親戚になるのだぢ、ご両親に挨拶はさせて欲しい。』
と、嬉野家側から言われて当然です。

あぁ、気が重い。

母は、年上・金なし・バツイチ・子持ち(前妻さんが引き取る)の冬彦さんの事は、従順そうな部分を除いては、全否定でした。

私に対して少しだけ負い目のある(無理やり、私の名義で自宅のローンを組んだ)母は、一応、私の手前、ギスギスしながらも冬彦さんに、普通に接してくれていました。
ですが、内心穏やかでなく、隣野家に対して、

若いし娘に、バツイチの息子が手を出したのに、親は何してる!

と、怒り心頭でした。
私の選択であり、結婚の話が出てない段階で、こんな風に怒っている母は、間違いなくメンドクサイ人間ですが、まぁ、親として抱く感情としては、分からなくもありません。

そんな母が、両家顔合わせなんて出来るだろうか。
絶対、感じの悪い態度を取るに違いない。
はぁ、考えると、胃に穴が開きそうだ。

だからと言って、母が隣野家や冬彦さんをどんな風に思っているかなんて、とてもじゃないが、説明できない。
どうしたものか…。
普通の人に毒親の思考回路なんて、理解してもらう事なんて、不可能だ。

冬彦さんは、私の表面的な言葉だけを鵜呑みにして、何の抵抗もなく、”挨拶”をスルーしたけれど、分別のある普通の人だったら、そうはいきますまい。
両家の顔合わせなんだもの、スルー出来るはずがない!

あぁ!本当に、どうして良いか分からない。
母の思いをすべてカミングアウトする?
そうしたら、両家の間に、埋めようのない溝が出来てしまうだろうなぁ…。

母との断絶状態が永遠なら別に構わないが、人生、いつ何が起こるか分からない。
この先、子供が生まれたり、はたまた、親の病気なんかで、私の都合はお構いなしに、事態が急変する事は十分に考えられる。
不要な争いは、無いに越したことない。

あぁぁぁぁぁぁぁっ!
と、さんざん一人で悩みましたが、結局、隣野家からは何のアクションもありませんでした。

婚姻届けの承認欄にサインをもらいに行くと、お義母さんとお義姉さんが

急に結婚って言うから、子供がデキたのかな?って話してたんだけど、違うのか。
まぁ、おめでとう。

と笑われました。「挨拶」の「あ」の字も、顔合わせの「か」の字も出ない…。
また、独り相撲でした…恥ずかしい(汗)

婚約指輪?

さて、婚約・結婚と言えば!です。

厄介な私の母は、”婚約指輪”がなければ、”バカにしている!”、”大事にされていない!”となります。
加えて、私の周りの人たちは、”婚約指輪”をもらっており、結婚発表時の薬指には燦々と輝いていました。

無駄だから、必要ない。
と断る奇特な女性が増えている中、私は、

結婚の際は、きちんと婚約指輪をちょうだい。

と、付き合っているだけの時に、しっかりと要求していました。
結婚前から注文の多い計画魔の私と、怒らずに「はい」と受け入れてくれる冬彦さん。

駆け引きなしで、楽ちん!これぞ、おっちゃん年上の醍醐味。

でも、婚約してみれば、結婚指輪は、ありませんでした。
代わりの物を、冬彦さん節の大ボケと共に頂きましたが…。
※指輪事件、私にとっては苦い思い出ですが、まぁまぁ笑えるエピソードなので、また後日。

この違和感、序章に過ぎなかった(泣)

私は、私の望むことを、冬彦さんが(スマートではないにしろ)最大限に叶えてくれようとしてくれていると本気で思っていました。
男性なら絶対NOって言うような類もOKで、それはそのまま、私への愛情だと思っていました。

よくよく考えてみると、叶っている事は、冬彦さんにとって無理のない事ばかりで、「これ、絶対に、ハズすべからず!」的な、本当に私が望む事が含まれていないと、後になって気づきます。
婚約~指輪の件の違和感は、その気づきのスタートでした。

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